今日の午前中にようやく茶道具の整理が終わりました。
物自体というよりジャンル全体で品目が多岐に渡りますので、やはり相当の時間を要しました。
しかしです。
どんどん整理しながら掃除などしていくうちに愛着が増していくのが自分でもわかるのです。
愛着が増す。
これはつまり次に嫁いでいくこの品々たちの身支度を気持ちを込めて行えるという事なのです。
嫁入り前の娘とでも言えば良いでしょうか?その物のこの先の事を思いながらも手放したくない気持ちも混じったこの複雑な感じ。
骨董品を毎日扱うとこういった感情が生まれてくるんですね。
それは茶道具だけでなく全ての骨董品に言えるわけで、いつもわたしはこう思うのです。
「一時でもいい。よく私のところに来てくれたね。ありがとう。」
そういった気持で手放す時に心の中でお礼を言っています。そんな気持ちを持っていつも骨董品を手に持っています。
気持ちで骨董品を扱う。そういった心を持って仕事を続けていきたいと思うのです。